エンジニア採用ブランディングのための3つの要素とは

人材採用 2023.08.04

こんにちは。「TECH PLAY Branding」ライターチームです。

まだ転職活動を開始していないエンジニアから、
「いつかあの企業で働いてみたい」
と思ってもらうような認知を獲得していく取組が、採用ブランディングです。

エンジニア採用に成功している企業は様々な方法でこの採用ブランディングを実施し、エンジニアからの共感、応援を得ています。

TECH PLAYでは、これまで500社以上の様々な企業のエンジニア向け採用ブランディングをご支援させていただきました。
この経験に基づき、エンジニアの採用戦略として、採用ブランディングをどう理解し促進していくのかを解説します。

採用におけるブランディングとはなにか

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採用におけるブランディングは、エンジニアから「あの会社、面白いことやってるよね」と認識されるようになることで、採用市場において有利な状況を作ることを目標としています。

具体的には、質の高い、積極的な情報発信を経て、
「気になってる会社からスカウトが来た」
「いつかタイミングが合えば応募してみたい」
と思われる状況を作っていきます。

ブランディングとは、様々に存在する採用手法の土台となる、自社の魅力を発信する取組全般とも言えます。
採用戦略の一環としても設計され、候補者の認知獲得や興味醸成を通じて、応募者数が増えたり、内定者の入社割合の向上が目標とされます。

この様なブランドを形成する為のブランディングは「社外応援度」を獲得していくプロセスと定義しており、構成する要素として下記の3つが重要であると設定しています。
闇雲に情報発信に取り組むのではなく、ブランディングで何を発信するか、またそれを誰が、どのように発信すると説得力を持つのか、を検討する軸としていただき、自社のブランドを設計するうえでの参考にしてください。

 

エンジニア向け採用ブランディングを構成する3要素

 

構成要素①:認知、興味関心を獲得できるアセット(マネージャが発信)

企業の保有する技術や、それらを生産性高く運用する組織、によるアセットが一つ目の要素です。
優秀なCTOや有名なエンジニアがいる、先端技術を活用している、といったポイントがエンジニアが魅力を感じるポイントで、技術的な成長を期待できる、と判断されます。
また、柔軟な働き方や、それらを評価する仕組み、フラットな組織制度なども、生産性を好み無駄を嫌うエンジニアが重視している項目です。

これらを活用して、認知、興味関心を作っていくには、オンラインイベントや対談企画など、外部との関係性も活用し、「テクノロジー×○○」や「意外な領域で使われている○○」など、面白い、聞いてみたい、コンテンツを作っていくことが有効です。
自社の技術者も登場してもらうことで、どんなことの為に、だれとどのような仕事をするのか、も具体的にイメージしてもらうことが出来ます。

一定程度網羅的に自社の技術を、上手に語れることが求められるので、マネージャ陣が発信の主体となることが望ましいです。

構成要素②:期待感を醸成できるビジョン(経営が発信)

企業の取り組む課題の社会性の大きさ、解決インパクトと、それを実現させるための戦略性、によって形作られるビジョンが二つ目の要素です。
事業の大義を明確に示すことで、ともに歩むべき未来を、ワクワクをもって共感してもらうことを目的とします。

さらに、事業トップが市場や株主にPR、発信したメッセージや、コミットした投資規模などはその説得力を増します。
特に事業会社のDXプロジェクトにおいては、エンジニアが開発にしっかり取り組める環境にあるかどうか、がこの観点で判断されることが多く、デジタル戦略が発表されており、それを実行するための投資意思決定がなされていること、プロダクトの成長性が予感でき、色々な開発に携われそうであること、が企業のビジョンを計る指標と受け取られます。

実行責任をもつ、経営層による情報発信が望ましく、イベントなどで語る場合にも出来るだけ直接話していただくのが望ましいでしょう。

構成要素③:安心を与えるカルチャー(現場が発信)

事業内容、社内風土、メンバー、給与や福利厚生など、さらには、これらを通じて形作られていく、働くメンバーの言動一つ一つや働き方に現れる価値観、ふるまいがカルチャーで、ブランドを構成する三つ目の要素です。

現場のエンジニアが開発に生産性高く集中できているか、エンゲージメント高く働けているのか、そのための仕組みがあるのか、などで評価されるポイントです。
エンジニアを中心としたIT人材は、転職先を選べる状況であることから、社内情報が不透明な企業へは応募意欲が上がりづらくなってしまい、情報開示がクリアになされている競合に競り負けてしまいます。

この様な情報は、現場で働くリーダー、メンバーが発信することが望ましく、勉強会などを通じて、カルチャーが伝わる様なコンテンツを発表してもらう、などが効果的です。

ブランドを作るための情報発信手法

企業の採用ブランドを構成する三要素をご紹介しました。

これらの要素を組み合わせ、バランスよく情報発信していくことで、エンジニアに向けたブランド作られ、「応援される」魅力を持つことができるようになります。

具体的にこれらを発信するために取られている手法が、

・LPやオウンドメディア
・イベント形式の技術勉強会
・それらをもとにした記事コンテンツ

です。

伝えるべきコンテンツはストックしていく必要があるため、LPやオウンドメディアの形式で見やすく整理されていることが重要であり、上記で解説した順番の通り、

①興味関心の獲得
②期待感の醸成
③安心の提供

の導線を設計してコンテンツを生成していくことで、ブランドの確立、採用導線への流入が期待出来ます。

TECH PLAYの採用ブランディング支援について

パーソルイノベーション株式会社が運営する「TECH PLAY Branding」では、エンジニア採用広報を効果的にサポートするサービスを提供しています。
自社プラットフォーム「TECH PAY」に登録する24万人以上のエンジニア・デジタル人材に向けて、自社の技術組織の魅力を伝えるイベントや広告を使ったアプローチが可能です。
すでにレッドオーシャンとなっているエンジニア転職市場において、転職潜在層へアプローチできる数少ないサービスの一つです。

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この記事を書いた人

TECH PLAY BUSINESS

パーソルイノベーション株式会社が運営するTECH PLAY。約23万人※のテクノロジー人材を会員にもつITイベント情報サービスの運営、テクノロジー関連イベントの企画立案、法人向けDX人材・エンジニア育成支援サービスです。テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX化の成功をサポートします。※2023年5月時点

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